木村秋則さんのある日の講演より
「畑をよく世話をする人は、畑が人を世話する」
これはある人が、私に教えてくれた、ドイツの諺です。ほんとにその通りだなと思います。私はリンゴの木を育てたかもしれない。けれど、それ以上に、リンゴの木が私を育ててくれたのです。
私が皆さんにお教えする野菜の栽培方法は、リンゴがまだ実ってない頃、リンゴ畑の片隅につくった畑で野菜を育てながら学んだ方法です。
その学んだ中で、一番大切なのは、野菜の身になって育てるということでした。野菜の身になって、自分がこの野菜だったらどう感じるだろうと想像しながら、野菜の世話をするのです。
この科学万能の時代に、なんとバカなことをいうのかと思う人もあるかもしれません。
皆さんにお願いしたいのは、一度でもいいからそのバカなことを、真剣にやってみてくださいということです。
心からの愛情をこめて野菜を育ててください。野菜は必ず、その愛情に応えてくれます。リンゴの木が花を咲かせてくれるようになるまでに何年もかかったように、もしかしたら時間はかかるかもしれない。
けれど、途中で諦めなければ、野菜はきっとあなたがかけただけの愛情を あなたに返してくれます。そしてたくさんのことをあなたに教えてくれるでしょう。
我社も農業をやっていますが、その通りですね^^人も相手の気持ちを理解しようとする努力が大切です。勉強になります。
ありがとう木村さん^^