計量に次ぐ計量、味見に次ぐ味見。


堺塩元帥、店主の福田です。
ラーメン屋さんにとって一番大切なものは何でしょうか。
私は味だと思います。
どれだけ接客が良くても、ラーメンが美味しくなければお客様は来ません。
大多数のお客様は、塩元帥へ「ラーメンを食べに来ている」からです。
ラーメンを美味しく食べるための接客であり、スムーズなご案内であり、居心地の良い店内の雰囲気なのだと私は思います。
「ご案内がスムーズやから塩元帥行こう」「あそこ、エアコンの調整が完璧やから塩元帥行こう」と言ってご来店されるお客様はかなり稀でしょう。
あくまでも「ラーメン美味しいから塩元帥行こう」がベースにあるはずです。
なので、私たち現場の人間にとって、根本の「味」の部分には一切の妥協は許されません。
「ブレ」を防ぐためにありとあらゆる方法を用います。
レードル一杯で何グラムとれるかの計量、チャーシュー一枚何グラム、どんぶりモノのごはんは何グラム、など、どれだけキャリアの長いスタッフでも、日に何度も何度も計量します。
また、味見も徹底しております。
スープを炊いている途中で味見をしたり、メンマやじゃこが完成した時点での味見、一晩寝かしたあとでの味見、営業中も使用する麺の箱が変わったら味見、スープの寸胴が変わったら味見、焼き飯に使う米、使う油を切り替えたら味見、など、とにかく日に何度もあらゆる場面で味見をします。料理の完成の最終判断はすべて味見を経てからです。

これからも、当たり前ですが「美味しいラーメン」にこだわっていきます。
そのために、自分だけではなく、全スタッフが同じ意識をもって仕事できるように、具体的に取り組んでいきたいと思います。