人にものを教えるときは…を考える。


堺塩元帥、店主の福田です。
写真は、「石鹸で手を洗うときは蛇口も洗う」ということを指導しているところです。
汚れた手を石鹸できれいに洗っても、最後に水を止めるために触った蛇口が汚れていたら、その手はまた汚れた手に逆戻りです。
なので、手を洗うついでのように蛇口も洗えば、きれいな手できれいな蛇口の水を止めるということになるので、安心です。
この時の注意点は「きっちり泡を立てる(石鹸の効果は泡が汚れを落とすところにあります)」、「蛇口にも手にも泡が残らないようにしっかりゆすぐ(石鹸の泡が残っていれば、その手で触った食品にも石鹸が多少付くということになりますよね)」。
細かいようですが、飲食店の仕事とは人の口に入るものを扱う仕事なので、それくらいの注意は払って当然なのです。

と、このように、人にものを教えるとき、私は出来るだけ「意味」も一緒に教えるようにしています。
なぜなら、作業は「覚える」よりも「理解する」ほうが、忘れにくく、また、その後の別の仕事にも応用が利くと私は考えているからです。

それを、いかにわかりやすく、その人にあった説明をするか。
それが人にものを教えるときの醍醐味で、伝わりにくかったことがうまく伝れば喜びもひとしおです。

また、「人から人へ物事が伝わる伝わりやすさは、教わる方の素直さが8割」とも言いますが、それはそうとして、個々での人格もありますので、教える側が教わる側にその素直さを求めすぎないスタンスも重要だと私は考えております。

この文章を読んで、文字数の多い、なんとも難解な、理屈っぽい文章だと感じるかたが多ければ、それは私の力不足です(笑)
一方的な発信のブログという形式ではそれを取り戻すことは難しいですが、現場では何度でもやり直しがききます。
フランクな感じでいくのか、例え話を交えるのか、それは人それぞれにあった伝えかたがあるはずなので、それを日々考えるのが私の楽しみでもあります。

先日、新しいスタッフさんを一人採用致しました。
また、「教える楽しみ」が増えたわけです(^^)

しかし、まだまだ募集中ですので、どしどしお電話いただければ幸いです。
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