答えはもう知っている。


堺塩元帥、店主の福田です。
先日、店長会議で「今までどれだけの人にお世話になって今の自分が今の場所に立っているのか思い出しましょう」という時間をいただき、各々がいろいろと思いを巡らせるという一幕がありました。
そうなんです。
今、自分がこうしていられるのは、本当にたくさんの人の助けがあってこそなんです。
私の使っている包丁には「大将会」の文字が刻まれています(柄の部分には名前も彫られています)。
大将会とは、店長候補の人間が一年間かけて大将(代表取締役!)直々の講義で勉強させて頂ける会で、私も店長になる前に一年間、たくさんの教えをいただき、それを卒業して、今に至っているのです。

堺の塩元帥がオープンして4か月。
日々、目まぐるしく過ぎていく中で、雑務に追われ、時には迷いが生じたりすることもあります。
しかし、そんな時こそ、あの一年間の学びを思い出すときなのです。
迷いや悩み、その答えはすでに知っていたというわけです。

本当にたくさんの人にお世話になった。
ならば今度は、その恩返しをするために自分の力、頑張りを使うべきなのですね。
今、ともに働いてくれているスタッフの皆さんには、まさに今お世話になっている真っ只中です。
恩返しするためにも、塩元帥で働く時間が「良い時間」になるよう、日々、どうやったらスタッフそれぞれの時間が有意義なものになるか、考えて考えて、仕事に取り組んでいきます。

この包丁を見るたび、「恩返し」のことを思い出し、時々やってくる「迷い」や「悩み」を断ち切っていきたいと思います(包丁なだけに!)