お楽しみ様です。高槻塩元帥の田上です。
高槻名物「進めラーメン研究会」再び私の番が回ってきました。
前回は鶏を全面に出した「鶏塩ラーメン」に挑戦しましたが、勉強も工夫も足らず、美味しいと言えるものは出来ませんでした。
そして今回は何を作ったかと言いますと、「鶏塩ラーメン」です。またか!と思われそうですが、やはり自分が一番作りたいのは鶏ベースの塩ラーメンですし、ある程度納得できるものが出来るまでは止めれないと思いました。
前回の反省を活かし、今回取り組んだのは
・スープをもっと長時間炊いて鶏の旨味を出す
・かえしに色々な旨味を足す
大きくはこの2点です。
スープの材料は前回とほとんど同じなのですが、前回は2時間半しか炊かなかったのを4時間に伸ばしました。
かえしも前回はシンプルすぎて(そういう狙いではあったのですが)塩が前面に出過ぎて旨味が足りなかったので、昆布、貝柱、しび節(マグロ)等を入れました。
表面の油はスープを炊いた時に出る鶏油で、チャーシューの代わりに蒸し鶏を乗せました。
そして出来たのがこちらです。
早速、店長や他の社員さんに食べて頂いたところ、「美味しい」と言って頂き、なかなか好感触でした!
しかし、ここで終わりではありません。なんと高槻店の5周年パーティーに来て下さっていた大将に食べて頂くことになったのです!
恐る恐るラーメンをお出しすると、大将は笑顔で食べてくださり、そして感想を頂きました。
「美味しいのは美味しい。でももっとバランスを突き詰めないと売れる味にはならない。」
その通りだと思いました。例えばどんな料理でもレシピを見て作ればある程度「美味しい」ものは出来ます。ではそれで店を出せるかというとそういう訳ではないですよね。お金を出しても食べたい味、何度も何度も食べたくなる味、そこに辿り着くにはまだまだ研究が必要だということですね。
私のラーメン道はまだ始まったばかりです!