暖簾分け店主 【京都店 金谷 章夫:H23年4月独立】

金谷店主

 

前職は?

 

前職も飲食業に携わっておりました。

個人の中華店を9年と、チェーンのラーメン店を9年、合わせて18年勤めさせて頂きました。

2店舗目のラーメン店では、役職として主任を任されていました。

転職した理由は?

 

2店舗目の会社の営業不振により、転職を余儀なくされました。

なぜ塩元帥を選んだのですか?

 

私自身「醤油ラーメン」が大好きで、多くのラーメンを食べ比べをいたしました。

その中でも総大醤のラーメンが一番美味しく、私にとって衝撃的でした。

働くならここしかない!と、味で決めたようなものです。

応募のきっかけは?

 

4年半前、たまたま手に取った飲食業界の求人情報雑誌に、塩元帥の情報が掲載されておりました。

働きたいと思っていた会社だったので、すぐさま応募させて頂きました。

修行時代はどのような感じでしたか?

 

ここで働きたい!と強く思って入ったラーメン店でしたので、修行時代も大変だと感じたことはありません。

あらゆることが刺激になり、とても良い勉強をさせていただいたと思っております。

しかしながら前職のラーメン店の働き方が身についてしまっている分、戸惑いはたくさんございました。

”カウンターしかない”という店のスタイルです。

お客様の目が常にこちらを向いていて1秒たりとも気を緩められないことは、以前のラーメン店ではなかったことです。

本当に戸惑いましたが、前職の仕事のスタイルのままでは塩元帥では通用しないということを

身をもって知らされました。

ですので、塩元帥に来てくださる”通”で”こだわり”を持ったお客様に満足してもらえるような働き方ができるように、

前職の18年分の凝り固まったプライドはかなぐり捨てたのです。

そのおかげで、以前から大将に指摘されていた”キミの接客は、お客様へ感謝の気持ちが込められていない!”

という課題も克服され、あらゆることへの感謝の気持ちを心から持てるようになったのもこの時代です。

店長時代の苦労したことは?

 

この時代の苦労は、ひょっとしたら皆様が通る道かもしれませんが…。

人材教育…つまりは”人への指導”についてです。

社員は私同様、ラーメンへの熱い想いを持って入って来られてる方ばかりなので手を焼くということはありませんが、私が苦労したのはアルバイトさんです。

店長になってからの私は、本当に怒ってばかりでした。

自分の考えと合わないと怒る、成長が見られないと怒る、ミスがあると怒る…怒る…怒る…。

反省や指導で、終礼も延々と続きました。 そしてその結果、”その子のため”と思って指導をしたはずのアルバイトスタッフがあっさりと店を去っていくのです。

店長として売上もあげないといけない、結果を出さないといけない、だけどスタッフの心がまとまりません。

私の指導方法は、あきらかに間違っていました。 そこで、藁にもすがる思いで上に相談し、指導方法を伝授していただいたのです。

「怒らない指導法」です。 すると店の雰囲気は一変し、皆の心が驚くほど一つにまとまるようになりました。

これは店長時代に一番学んだ良い経験かもしれません。

あと店長として実務面での苦労は、会社へ提出するレポートの数々です。

私自身パソコンや文章作成が苦手なので、これはいつも苦労いたします。

自分自身が塩元帥で成長した部分は?

 

1番に言えることは、”感謝の心”を持てるようになったことです!

以前のラーメン店までの18年は、今から考えればただ単に仕事をこなしているだけでした。

仕事も楽しくないし、時間が経つのも遅かった…。

ですがこちらで働かせて頂くようになり、仕事とはこんなに楽しいものかと毎日が発見の連続でした。

自分の人間力を高めたいと思えるようになったし、何より人のために働くことの有難さを感じられるようになりました。

それを気づかせてくれた会社にも、来てくださるお客様や取引先様にも、支えてくれる家族・友人・スタッフ…すべての人・モノ・コトに感謝しております。

人間関係、人材教育で驚いたことは?

 

こちらの会社で驚いたことは、みんなの見ている方向が同じであるということです。

会議やレポート、朝礼、終礼、3大理念・3大原則…すべてにおいて、大将の教えが徹底して周知されています。

大将の仰ること・行動には一貫して筋が通っており、また明らかに正しいことを仰るので、皆が尊敬しております!

味へのこだわりで驚いたことは?

 

自分も調理に携わって初めて目の当たりにしましたが、本当に全てが無化調・無添加スープ・自家製なのです!

マヨネーズも厨房で作っていますし、雑魚もきちんと絶妙な配合の調味料で炊いてます。

ネギは切ったものを仕入れるのではなく自分達で切りますし、全ての仕込みが自分達でしなければいけません。

私も長く飲食業界にいますから、ある程度業者に任せたものを仕入れたほうが早いのでは?と思ったことがあるのも事実です。

ですが、それでは”大将の想い”から外れてしまうのです。

時間はかかりますが、本当に美味しいもの・安全なものをご提供するには、ここまでしないとダメなんだと勉強になりました。

暖簾分け店主になることで生じた苦労は?

 

夢である自分の城が築けた!という喜びにひたれるようなゆっくりした時間は、まだありません。

ですが、充実感でいっぱいでございます。

やることも多く、給料計算から取引様への支払い・帳簿付けなど…経理関連の仕事もこなさなければなりません。

また求人の段取りや面接、採用後の教育など…人事関連の仕事もたくさんあります。

4月に独立させて頂いたばかりで大変ではありますが、とてもヤル気でいっぱいです!

実際のところ、収入も上がりました!

暖簾分け店主になることで生じた気持ち・行動の変化はありますか?

 

店長時代にももちろんありましたが、それとはまた”異質”の責任感が芽生えました。

暖簾分け店主と通常の独立開業の違いは?

 

これは本当に大きく違います。

イチから自分でラーメン店をオープンさせ繁盛させるということは、並大抵の人ではできません。

ですが暖簾分け店主は、お客様のご支持が多くある”自分も心底惚れているラーメン”で勝負が出来ます。

塩元帥の店長として軌道に乗せたラーメン店で、引き続き自分の店として勝負ができるのは本当に有難い話です。

 

暖簾分け店主になったあと、株式会社全力との付き合いはありますか?

 

もちろんあります!

私を成長させていただいた会社ですので、そのご恩は引き続き何らかの形で返していくところでございます。

会議にもまだまだ出席させて頂いておりますし、困ったときはアドバイスもいただいております。

レポートの提出も継続いたしますし、売上の報告も行っております。

何より大将の掲げた3大理念・3大原則は、続けていきたいですね。

オーナー会にも今後は参加をさせて頂こうと思っております。

先々の夢はありますか?

 

まずは遠くばかりを見ずに、しっかりと足元を固めようと思っています。

そして自分のように、多くの社員が羽ばたいて行ってくれることを望みます。

大きな夢としては、いつかは大将のように自分発のオリジナルの飲食店を出したいです。

これからチャレンジされる方へのメッセージ

 

まずはこのホームページを熱心に読んで下さっている方へ…”ようこそ!幸せの会社へ!”と言いたいです。

穴が開くほど読まれている方は、きっとその気持ちも伝わるかと思います。

ぜひ頑張って夢の実現を叶えて欲しいと思います。

頑張ってよかったですか?

 

良かったです! これまでの自分、これからの自分を見つめることができましたので。

大将はどんな人ですか?

 

雲の上の存在です。 それでも親しくしてもらえているのは、本当に嬉しく思っています。

このままの大将でいてください。 どうぞ変わらないで下さい。