ラーメン屋の”のれん分け”は、成功している店のノウハウをそのまま受け継いで独立する方法であるため、リスクを大幅に軽減できる優れたメソッドです。それでも、のれん分け後にトラブルになることは十分にあり得るので、そこはしっかりと踏まえ、順風満帆に進んでいきたいものです。下記にのれん分け後に起こり得るトラブルに関して2つほど記載いたしましたので、一歩踏み出す前にしっかりと確認致しましょう!
起こり得るトラブル① 利益が出ないビジネスモデル
本当に利益を出せるビジネスモデルであるかは事前にしっかりと確認しましょう。売上に対して仕入れ・店舗維持費・人件費・税金などを差し引いたあと、自分が満足できる利益が出るのかどうか、きちんと調べるようにしましょう。本部からの口頭や机上の説明だけでなく、具体的な数字・先輩の声などを必ず確認してください。
起こり得るトラブル② 自身に独立経営者の素地が備わっていない
自分自身に経営者としての素地が備わっているのかどうかは必ず確認しましょう。のれん分けは成功しやすい手法ですが、それでも経営者としてふさわしくない人が行うと、確実に衰退の一途を辿ります。ラーメン店を切り盛りする経営者は、仲間を引っ張っていくだけのスタッフとしての優秀さ・人望・指導力・お金の管理法・先を見る目など、様々な能力が必要です。中途半端な能力でのれん分けを行うと、自分自身だけでなく屋号を借りる本体のラーメン屋にも迷惑がかかるため、しっかりと自己チェックの上、本部にも”自分ができるかどうか”を正当に判断してもらいましょう。のれん分けは、万全の準備のもとに行う”満を持して”が推奨ですので、ここは肝に銘じておいてください。